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日本語より英語が得意になってきた?

  • 2019年5月6日
  • 読了時間: 3分

子どもが地元のローカル校に通っていると普段の会話にも英語が混じってきたり、こちらは日本語で話していても返事が英語になってくることがあります。

この現象自体はとても自然なことで、長く接している言葉に引きずられるというのは当たり前で、母語が確立している私たちでも英語に囲まれているだけで、日本語の単語がとっさに出てこなくて英単語が出てきたりするものです。複数の言葉にさらされていると、一つの言葉で話し続けることは逆にとても努力がいることなのです。

さらに、子どもの場合、ことばの発達との関係が深く関係してきます。

子どもの言葉のレベルがどれくらいなのか?

日本語のレベルと英語のレベルがそれぞれどれくらいなのか?

どちらの言葉もまず、前提としていいのは、分かる言葉の方が言える言葉よりはるかに多いということです。特に、ことばの遅れが心配な子どもたちはわかる言葉と言える言葉のギャップが大きいことがあります。それを踏まえたうえで、英語ならどの程度複雑な会話やたくさんの単語を分かるか、日本語ならどうか。そして、そこで英語と日本語の理解レベルに差があるかないか。

1.英語の理解レベルの方が高いと思われる場合、学校にいる時間が長くなると複雑な文章や難しい単語に触れる機会が学校の方が多いということが原因に考えられます。ま、仕方ないよね。家で方程式の話をしたり、ファンタジーの話をすることは少ないからね。家では小さい時同様生活に密接した会話が主ですから、ある程度の言語理解レベルから打ち止めになっているということは想像できます。学校で扱う高度な言語レベルに見合う日本語力が育たない、これはある意味仕方がないことです。

でも、逆に、英語でしっかり理解できていれば、概念としては理解できているということなので、将来日本に帰ったときにそれを日本語にできればいいという話です。

2.英語も日本語も同じ程度である場合、実は、もっと複雑で多様な英語のことばの世界も目で見て実際にやってみるといういわゆるビジュアルや経験の助けで理解しているということで、ことばだけで理解できているわけではないかもしれません。この場合、まだまだ、日本語と英語というより、たまたま分かった言葉が英語と結びついた、日本語と結びついた、というレベルで、キーワード化していると想像できます。そう、私たちが、How are you?と聞かれるとたとえ鼻水垂らしていてもI'm fine, thank you.とパブロフ的に返事してしまうような。

1だと思われるとき、子どもにないのは英語と同等の日本語でのことばの体験ということになります。更に話すのは、理解しているものより少ないので、日本語のレベルはお粗末になります。できるのは、家族がブレずにしっかり日本語を使って話しかけること、日本語に触れる機会を逃がさないで体ごと日本語を体験させること。日本語を強要しないこと。特に日本語で言わせようとしないこと。日本語のビデオやゲームも本人が好まないのを無理に押し付けないこと。カルタやすごろくなどアナログのゲームだっていいのです。

2だと思われるとき、まだまだことばの知識が足りません。ことばのバケツがたっぷりたまるまでたくさんことばの体験を分かりやすく積んでいきましょう。ことばの体験についてはコラムにも書いているのでそこを参考にしてね。

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