どう間違っているか-一貫性があるか。
- 2025年7月21日
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発音の間違い方にも注目してください。
一貫性があるというのは、例えば「さ」行全体というより、もう少し細かく観察することが必要です。
・「さ」は言えるけど、「す」が「しゅ」になる eg.「はしゃみ」「ばしゅ」
→「す」の間違いに一貫性がある
・言葉の頭に来ると言えるけど、真ん中や最後だと言えない eg.「さる」「はしゃみ」
→語中・語尾の間違いに一貫性がある
ですが、上の二つの例では、「さ」行のSの発音はできる、だけど、前後の母音に影響されてうまく言えない音があるということになります。
また、とにかく「さ」行は、どの音も、単語のどこに来ても必ず違う、そして置き換わる音も必ず「た」行になるという一貫した間違いもあります。この場合、Sの音の発音ができない、そして、それをTの音に間違って口の動きが覚えているということになります。
ここで注目したいのは、この口の動きという点です。多くの場合、発音を間違ってぃる子どもたちは、「さ」と「た」の違いは分かっているということです。つまり、「かさ」と「かた」が違う言葉だと知っていて、自分もそういい分けているけど、私たちの耳から聞くと同じに聞こえてしまっている、または、別の音に置き換わっているということなのです。
これが、音の違いもよく区別がついていないと、同じ単語なのにその時によって「かさ」といったり、「かた」と言ったりすることがあります。これは、一貫性のない間違いとなります。まだまだ単語の音のイメージが十分に固まっていません。
この一貫性のない間違いのあるお子さんは、発音だけではなく、発達の問題(年齢が低い、年齢は高いけれど行動その他がゆっくりさん)を合わせて考える必要があります。
つまり、「発音がはっきりしない」から気持ちうまく伝えられなくてお友達とうまく遊べない、のではなく、「同年齢のお友達と遊べるだけの心の発達段階でない」から遊べないのかもしれません。たくさんのお子さんを見ていらっしゃる先生方なら、その子が一つ下あるいは二つ下の学年のお子さんとなら一緒にいられるかをイメージしていただけれは、そのお子さんの発達のイメージがつかみやすいかと思います。
となると、発音だけがそのお子さんの課題ではないし、一つ前の記事のようにそもそも発達段階で獲得する発音が違うため、音が意識できる段階ではないのかもしれません。
また、のちに述べる一つ一つの音を意識できるかということもかかわってきます。

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